安堵町の水道水における有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)の状況について
- 更新日:2024年12月25日
- ID:3786
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有機フッ素化合物(PFAS)とは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼びます。
PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、泡消火薬剤、フライパンのコーティングとして使用されるフッ素ポリマー加工助剤や界面活性剤など幅広い用途で使用されてきました。(※)
しかしながらPFOS、PFOAは、環境中で自然に分解されにくい性質があり、土壌や地下水、河川、湖沼等の環境に長期間残留し、蓄積されてしまうことから環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
※現在PFOSおよびPFOAを含有している製品の製造、流通は禁止されています。
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安堵町の水道水の状況
安堵町の水道水は、吉野川を水源として、御所浄水場で浄水処理された水が奈良県営水道より供給されています。御所浄水場では年4回PFOSおよびPFOAの検査(※水質管理目標設定項目の暫定目標値:50 ng/L)を行っており、検査結果より暫定目標値を大幅に下回っていることを確認しています。
奈良県営水道による検査結果
また、一部地域(中窪田、下窪田、小泉苑)にありましては、大和郡山市より水道水の供給を受けておりますが、大和郡山市における検査にあっても、暫定目標値を大幅に下回っていることを確認しています。
大和郡山市による検査結果
これまで、上記の理由から安堵町での検査を行っていませんでしたが、昨今の注目の高さを鑑み、安堵町におきましても水道水の安全を確かめるために検査を実施しました。
配水場出口の給水栓で検査行った結果、PFOSおよびPFASについては暫定目標値を大幅に下回っていることが確認でき、安堵町の水道水が安全であることが確認できました。
安堵町による検査結果
※検査にかかる数値につきましては、検査機関により検出下限値が異なっているため、安堵町において数値が増えているわけではございません。検査依頼機関の検出下限値(5ng/L)未満であることを確認しました。
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今後について
令和7年度から事業開始する「奈良県広域水道企業団」での水質検査は、企業団の水質管理センターで一元的に実施され、PFOSおよびPFOAの検査についても、令和7年度からの水質検査計画で企業団の統一的な検査回数が設定される予定となっています。
※今後の国の動向により検査地点や回数等を変更する場合があります。
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参考資料
PFOS、PFOAに関するQ&A集
お問い合わせ
安堵町役場奈良県広域水道企業団準備事務所
電話: 0743-57-2333
ファックス: 0743-57-2379
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